障害児が受けているリハビリについて

制度

障害のあるお子さんがやっておいた方が良い事のひとつとして、リハビリというものがあります。

単にリハビリと言ってもいくつか種類があります。理学療法(PT)、作業療法(OT)、言語聴覚療法(ST)があります。

理学療法(PT)

発達が遅れている子どもや生まれながらにして病気や障害がある子どもに対し、その子の持っている力を伸ばすため発達を支援し、二次的な障害を予防することを目指します。

立位・座位、這う・歩くなどの基本動作の獲得や、姿勢を保つ、変えるなどの動作訓練などを行います。筋力の増強や装具を使った歩行訓練なども可能です。

作業療法(OT)

子どもにとっての作業は遊びです。子どもが自発的に取り組む遊びを通していきいきと、その子らしく生活していけるように治療を展開していきます。日常生活に必要な動きや遊びの動作などを通じて、見る・触る・聞くといった感覚へアプローチしていきます。

言語聴覚療法(ST)

ことばの遅れ、発音がはっきりしない、コミュニケーションが取りにくいなど、ことばに関する心配がある子どもに対して、治療・指導を行います。食べることについて心配がある子どもに対しては食事場面の評価を行います。

どこで出来るのか?

主に病院で出来ます。他には放課後デイサービスの事業所で行っている所もありますし、訪問でやってくれるところもあります。

お住いの自治体やかかりつけの病院で提案をして利用できるのか確認しましょう。

費用はいくらかかるのか?

お住いの自治体のよって違いがあるかもしれませんが、生まれた時から障害があったり、症状の重い障害がある子は手帳や小児慢性受給者証を持っていると思います。

これらがあればだいたいの場合は、おそらく費用は掛からないのではないかと思います。デイサービスに関しては利用料上限があり、それ以上はお金がかかりません(収入が多いと対象外になるかも、食事代などは自己負担)。

いつから始めたら良いか?

答えとしては今すぐに!

リハビリは早く始めた方がより効果が出ます。子どもの状態にもよるので可能な限りは早く始めることが出来るように準備をしておきましょう。

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